最高の山田錦で造られる純米大吟醸

「養老乃瀧」は居酒屋さんの店名ですが、「養老の滝」は岐阜県養老町にある不老不死や若返りの水で有名な伝説の滝です。
けっして酒とは言えない岐阜県の養老で造られるのですが、養老の銘酒「醴泉(れいせん)」がめちゃくちゃ旨い。
そんな地酒だけにマスコミや雑誌の依頼も多いのですが、社長がほとんど断るためにあまり知られていないお酒です。また、全国新酒鑑評会にも出品しないというこだわりで、ほとんど無名の蔵といっても良いでしょう。
しかしながら、酒通や酒蔵さんの間ではとても評価の高いお酒なのです。そして、取引が難しい蔵でもあります。
こんな話があります。地方の酒蔵さんが酒庫なりよしにお越しいただいた際に、「醴泉さんがあるということは、酒庫なりよしさんはお酒の管理が出来ていると言うことですね!」と思わぬ評価をいただいたことがあるくらいです。それゆえ、限られた酒販店にしか取り扱えない地酒でもあるのです。
そんなこだわりを持つ醴泉さんがもう一つこだわるのが原料米です。原料米の横綱と言えば「山田錦」ですが、山田錦でも最高級の山田錦である兵庫県東条町の特A地域で栽培される山田錦を使って酒を造ります。それを聞いてピンと来ないかもしれませんが、飯米の最高級である「魚沼産こしひかり」よりも高価なお米と言えばわかりやすいでしょう。
今日ご紹介する醴泉の最高級酒「醴泉正宗」は、東条町産特A地域特等米を35%になるまで精米して、吟醸造りで醸した上品で綺麗な純米大吟醸酒。さらに蔵で一年以上寝かすことによりまろやかさと深みが出た状態で蔵出しされる究極のお酒!
価格は1,8Lで10800円(税込)もするので、晩酌酒には厳しいでしょうが、お正月やお盆、お祝いや特別な日のお酒として人気です。数人でお金を出し合って飲むのも良いですね!!
この旨さ、皆様にもぜひ一度体験していただきたい旨酒です(^^)

2018年03月07日